Blackwing Volume 33 1/3

バイナルとアナログな音楽体験に称賛を

1800年代後半に登場して以来、アナログレコードはラジオの誕生、CDやMP3の興隆と衰退、そしてストリーミング音楽の黎明にも耐え、存続してきました。音楽を再生するための優れた機器と競合し台頭される代わりにアナログレコードは利便性を捨て、「結びつけるもの」へとシフトする道を選んだのです。これにより、バイナル（レコード盤）の立ち位置はより強固なものになってゆきました。

私たちの鉛筆やノートへの対峙の仕方は、キーボードやタッチパネルへのそれとは異なります。同じように、レコードへの向き合い方も、デジタル音楽との接し方とはまったく違っています。圧縮されない豊かなサウンドからアートワークやライナーノーツに至るまで、込められたストーリーを視覚的、音響的に雄弁に伝えてくれるのがドーナツ盤なのです。それは音楽シーンのアイコン的存在であるヘンリー・ロリンズが音楽を聴くためのあらゆる手段について語った際、「ミュージシャンが聴かせたいと思うサウンドを最も再現しうるのはレコードである」と評したほど。
レコードで音を聴くという体験は、音楽と人との間に生まれる肉体と感情の部分を結びつけるだけでなく、ミュージシャンとそのファンたちをより一層結びつけることでもあるのです。

ブラックウイング33 1/3はバイナルを称えて製作されました。マットブラックの金具と木軸に、同じくブラックの箔押しと消しゴムが付いています。鉛筆を握る位置に施された光沢のある黒箔は、レコード盤の溝からインスパイアされたものです。また、数字の33 1/3はレコードの回転数を表わしています。

商品仕様

・色：マットブラック
・硬度：バランス
・消しゴム：ブラック

個装入数（個/本）　12

個装寸法（mm）　213×65×22

個装重量（g）　143

製造国　日本