[趣味の文具箱 2022年7月号掲載]【限定品/VOLUMES】BLACKWING 200 THE COFFEEHOUSE PENCIL
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趣味の文具箱 2022年7月号に掲載されました
BLACKWING VOLUMES 200
COFFEEHOUSE PENCILS
コーヒーハウスと、それが育んだ創造的文化への賛辞
■BLACKWING 200のデザイン・コンセプト
1948年、戦後の先行きの見えない状況のさなかにあったアメリカで、ビート・ジェネレーションは生まれました。
反物質主義と、人間性の探求が根底にあったこの文学運動では、ニューヨークやサンフランシスコのコーヒーハウスに集まった人々がブラックコーヒーをお供に詩の朗読を行いました。
50年代から60年代、コーヒーハウスは創造と主知主義の代名詞となりました。
そんなコーヒーハウスの一つが、ニューヨーク州サラトガ郡にあるカフェリナ(CAFFE LENA)です。
もともと木工所だった場所で1960年に開業したカフェリナは、アメリカで最も長く営業を続けるコーヒーハウスです。
その息の長さゆえに、これまでビートニクからフォーク・リバイバルの参画者まで、時代を代表する創造性豊かな人物たちを迎えており、カフェリナはアメリカの創造性あふれる対抗文化の礎となりました。
1961年にデビュー前のボブ・ディランに演奏の舞台を提供したことを始め、今日に至るまで新たな想像の生まれる舞台としてドアを開き続けています。
BLACKWING 200はカフェリナのようなコーヒーハウスと、コーヒーハウスが発展を後押しする創造性に富んだ文化への賛辞です。
各ペンシルにはメタリックな銅のデザインを施してありますが、これは50年代から60年代の多くのコーヒーハウスで見られたクラシックな銅製の焙煎機に着想を得ています。
■ビート・ジェネレーションについて
第二次大戦後の好景気と大量生産・大量消費社会に反抗する文化・文学運動。コーヒーハウスはその主な舞台となり、作家、芸術家が意見を交換しあい、ミュージシャンには発表の場となりました。
その後の世代のカルチャー(ヒッピーなど)に大きな影響を与えました。
■COFFE LENA(カフェリナ)について
アメリカで最も長く営業を続けるコーヒーハウスのひとつ。
デビュー前のボブ・ディラン他、今でも多くのミュージシャンの演奏の場になっています。
■ナンバー[200]の意味
摂氏200度から付けられました。
焙煎のプロセスが始まるのはコーヒーベリーの種の内部の温度が摂氏200度に達した時。
このプロセスを経て種は私たちのよく知るコーヒー豆に変わります。
■本体色:ブロンズ
クラシックな銅製焙煎機の質感を木の塗装に再現するため、金属色の下塗りと上に重ねたフィルムで色味を表現しています。
※製造工程上、フィルムが重なった部分に1mmほどのラインが入ります。
■各パーツの色
金具:ブロンズカラーの金具は今モデルが初使用です。
刻印・消しゴム:刻印は光沢感のあるブラックカラー。消しゴムも今モデルではクリップまで黒に合わせ、統一感を持たせています。
■鉛筆硬度:ファーム
BLACKWING では「ファーム」と呼んでいる、やや硬めな墨芯を使用。お近くのコーヒーハウスでインスピレーションを得るのには最適です。
■パッケージ・デザイン
12本セットに付属する専用パッケージには、コーヒーの木と実がプリントされています。
■商品仕様
本体サイズ(mm) | 200×8 |
硬度 | ファーム(やや硬め) |
本体色 |
ブロンズ |
金具色 | ブロンズ |
箔押し色 | ブラック |
消しゴム色 | ブラック |
製造国 | 日本 |
ダース(12本セット)にはコーヒーの木と実がプリントされた特別仕様パッケージが付属します。
パッケージサイズ(mm) | 209×43×43 |